
発祥は中国・唐時代?かくれんぼの歴史について紹介!
日本でもメジャーな外遊びの1つであり、私たちの提供するコンテンツでもある「かくれんぼ」。
実はその歴史は意外にも古く、かくれんぼの発祥は中国だったといわれているんです。
今回の記事では、かくれんぼの歴史についてご紹介していきますね!
かくれんぼの発祥は、中国の唐時代!
今から1000年以上も前、「遣唐使」でお馴染みの“唐”時代に宮廷の中で行われていた「迷蔵(めいぞう)」という遊びが、かくれんぼの起源。
当時は大人の遊び(あるいは儀式的なもの)として、扱われていました。
それが日本に伝わったのは、平安時代の初期頃。当時の日本でも、かくれんぼは大人の遊びとして知れ渡りました。
また、平安時代の歴史物語『栄花物語(えいがものがたり)』にも、かくれんぼは“かくれ遊び”として名がみえています。
ただし、ルールは今とは異なり、当時の遊び方としては、最初は山に女性が隠れ、恋人の男性がそれを探しに行くという他愛もない遊びでした。
今のような子供の遊びとして全国的に広まったのは、江戸時代といわれています。
かくれんぼの名前の由来とは?
かくれんぼの名前の由来は、2つあります。
1つは、「隠恋慕(かくれんぼ)」の文字が変化して、「かく(隠)れん(恋)ぼ(慕)」になったのではないかといわれています。
これは、先程お伝えしたように、「恋人同士が山を使って遊んでいた」ことに由来しています。
もう1つは、かくれんぼの別の呼び方である「隠れん坊」から。「ん坊」は動詞につくことで「その動作ばかりする者」を表します。
例えば、甘えてばっかりの人は「甘えん坊」、怒ってばかりの人は「怒りん坊」と、みなさんも一度は使ったことがあると思います。
そのニュアンスのまま、隠れる人を「隠れん坊」と表現し、それが変化して現在の呼び方である「かくれんぼ」になったともいわれているのです。
まとめ
今回は、かくれんぼの歴史についてご紹介しました!
かくれんぼの歴史は意外にも古く、遣唐使でもお馴染みの中国・唐時代からあったといわれていいます。それが平安時代頃に日本にも伝わり、徐々に変化を繰り返して、今のかくれんぼの形になりました。
そんな、歴史のあるかくれんぼですが、現代では世界大会が開かれるほどまでの遊びになっています。もちろん、みなさんの日常でも簡単に取り入れられる外遊びですので、たまには懐かしのかくれんぼで遊んでみてはいかがでしょうか!
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