かくれんぼ世界選手権とは?

「かくれんぼ世界選手権」とは、世界で唯一のかくれんぼの国際競技会です。
2010年から8年の伝統があり、前回17年大会は9月8日~9月10日の3日間に開催されました。
イタリア北西部のコンソンノ村という、かつて大人の遊び場と呼ばれていたゴーストタウンが会場です。
世界各国80チームが参加し、優勝チームにはGolden Fig Leaf(葉っぱが形取られた金メダル)が授与されます。各国はかくれんぼ世界1位を目指してしのぎを削り合います!基本的に、5人1チームとなり競技を行います。鬼の中には元ラガーマンや軍人などもいることからわかるように、本気の外遊びです。

かくれんぼ世界選手権のルール

日本のカンケリの様なルール。カンの代わりにフィールド中央にマットを置き鬼に見つからずにマットにタッチできると得点。鬼は大会側が用意し、参加者は全員隠れるプレーヤのみで、1試合10分を繰り返し総合得点で順位を決める。
【鬼1人vs各20チームの代表20人の選手 】
・各試合ごとに各チーム1人のプレーヤーが参加。
・各チームそれぞれ異なる色のビブスを着用します。
・鬼は大会運営側のみが行います。
【開始の合図】
1. 鬼は目を閉じホームベースに乗り、プレーヤーは輪で囲んで周ります。
2. 審判のスタート合図で隠れ始め、鬼は60秒後に探しだします。
・現地の自然や、用意された椅子やトイレ等の障害物に隠れてOK!観客に紛れるもOK!
【競技と判定】
・プレー時間10分
・鬼がTシャツの色を宣言し、マットにタッチされるとアウト
例)「赤色見ーっけ!」→ ホームベースにタッチ
・プレーヤーは鬼より先にマットにタッチできると得点
※色がバレていない状態、または鬼が色を間違えて宣言するとセーフ

【得点計算】
・最初にホームベースに到達した選手に20点、2番目に19点と到達順位により点数が決定。
・鬼に見つかりアウトになった選手や10分以内にホームベースに戻ってこられなかった選手は0点です。
・5人の総合得点がチームの得点となります。
【チーム戦】
・全80チームを20チームづつの4ブロックに分割し予選を競います。
・予選は10試合(1選手2回)で競い、総合得点の高い上位5チームが決勝進出できます。
・チームカラーは "Launch of the Bank Card" というミニゲームによって決められます。
・コシュチューム、変装、ペイントは自由ですが必ず上からTシャツを着なければなりません。

『リスク覚悟で、早い段階からホームベースを狙うか、それとも安全に様子を伺うか・・・など、本気の駆け引きが多い競技、それが "かくれんぼ" です。』

大会期間中の寝る場所は?ご飯は?

初日に水分・医療具の入ったバッグを1人1つ支給されます。
原則として飲食の持ち込み不可です。また3日間大会会場のコンソノ村から出てはいけません。各チーム、テントを持ち込み指定の場所で設営します。
食事は交流イベントエリアで開店しているキッチンカーで、各自購入することができます。ハンバーガーやローストビーフなどの品揃えがあり、1食1000円前後です。ビールやワインなどのアルコールも種類が充実しています。
水道にて顔を洗ったり歯を磨いたりすることはできますが、シャワーを使って全身を洗うことはできません。

世界選手権 交流イベント

試合終了後の夜には交流イベントエリアのステージにてバンド演奏が行われ、アルコールを片手に参加者や観客とともに宴を楽しみます。

「あんなかくれ方があるなんて思わなかったよ」
「あの低姿勢の高速移動はまるで忍者だね」
「だまされた!! あの物音はトラップだった!」
などのような会話が飛び交い、国境を越えた外遊び友達が次々とできます。