【新メンバー紹介】“みんながHappyな人生を”【家庭医:年森慎一】
みなさんこんにちは!かくれんぼ協会・広報担当の原田です。
さて、今回はかくれんぼ協会に新しく加入することとなった、家庭医:年森慎一先生についてご紹介していきます。
この記事では、
「年森先生って、何をしている人なの?」
「どうしてかくれんぼ協会に入ったの?」
といった内容について、簡単にまとめています。
また、記事の最後には年森先生が現在チャレンジしているプロジェクト「“#SaveArts”プロジェクト」についても触れています。
こちらは現在、世界中に大きな影響を与えているコロナ禍によって活動自粛を余儀なくされた芸術家たちへの支援を目的としたプロジェクトですので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
家庭医:年森慎一先生のプロフィールを紹介!
まずは、年森慎一先生のプロフィールについてご紹介しますね。
年森先生は高校卒業後、地元の愛媛大学医学部に進学して医師の道へと進みました。
多くの専門領域がある医学の中でも、学生時代の旅を通じた様々な出会いや文化に触れたことがキッカケで、体の健康だけではなく、心や社会的な健康の重要さを強く感じ、「人生・家族・地域を見る専門医」としての家庭医を志します。
また、医療の傍らでは演劇や音楽といった芸術から、銭湯やスポーツの関係者たちとの
交流を積極的に行い、地域の健康づくりに携わります。
大学卒業後は、「愛媛県宇和島市立宇和島病院」「亀田ファミリークリニック館山」を経て、2019年から品川区にある「みんなのクリニック大井町」に勤務し、家庭医として年齢・分野を問わない診療を行っています。
2019年8月には、全国から医療福祉関係者・芸術家・建築家・行政関係者などが参加した「第1回ケアとまちづくり未来会議in豊岡」の実行メンバーの1人として運営し、臨床の場以外でもアクティブに活動しています。
そしてこの度、2020年には、私たち日本かくれんぼ協会のメンバーとしても参画していただけることになりました!
【経歴】
2013年3月愛媛大学医学部 卒業
2013年4月宇和島市立宇和島病院 初期臨床研修
2015年4月亀田ファミリークリニック館山(KFCT) 後期研修
2018年4月KFCT Faculty Development Fellowship
2019年4月みんなのクリニック大井町
【資格】
日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医・指導医
日本専門医機構特任指導医
日本医師会認定産業医
健康スポーツ医
認知症サポート医
【所属・運営など】
第1回ケアとまちづくり未来会議in豊岡 運営メンバー
一般社団法人日本かくれんぼ協会 運営メンバー
年森先生がかくれんぼを通じて成し遂げたいこと
年森先生は医師として、診察や療養などの“病からの回復”に力を入れるだけではなく、健康の維持や促進にもより力を入れるべきだと考えています。
その方法として、“地域づくり”を挙げていています。
そして、地域づくりをになうコンテンツのひとつとしてかくれんぼなどの外遊びに可能性を感じています。
近年では、子供たちの外遊びの機会が減少しています。面白いスマホゲームやアプリがたくさん発売されていることや、自宅にいてもオンラインで多くの人たちとつながれることができるので、外で遊ぶ子供の姿も少なくなりましたよね。
それに、幼稚園や地域公園の中には外遊びができるような広さがなかったり、はたまた外遊びが「近所迷惑」としてとらえられて禁止されてしまっている地域もあり、子供たちの外遊びの機会も少なくなっているのです。
実は外遊びは、運動や健康のためだけではなく、「ルールを決める」「団体行動をする」「チームワークが向上する」などの、子供たちの成長に欠かせない“社会性の発達”にも大きく関与しています。
しかし、現代の子供たちが遊ぶ環境ではなかなかその機会を作ることが難しくなってしまい、社会性の発達にも大きな影響を及ぼしてしまうと、年森先生はいいます。
「子供たちが集まる地域のお祭りやイベントでのかくれんぼを通じて、子供たちの社会性の発達やコミュニケーションの形成に貢献したい。」
「かくれんぼにはイノベーションの可能性がある。スポーツ医学・心理社会学・エンターテイメントの3要素が上手く合わさることで、誰でも知っている遊びなのに“非日常的な体験の創出”を生み出すことができる。」
「誰もが知っている遊びだからこそ、子供から大人まで一緒に参加でき、世代を越えて地域を繋ぐ可能性を感じている。」
かくれんぼにこのような可能性を感じていただき、これから一緒にかくれんぼの機会を作り上げていこうと思います!
コロナ禍から芸術を守りたい「“#SaveArts”プロジェクト」始動!
新しくかくれんぼ協会のメンバーとして加わっていただくことになった年森先生ですが、現在のコロナ禍の影響に見舞われる中で、新たなプロジェクトを発足させました。
その名も、「”#SaveArts”プロジェクト」。
これは、2020年3月のコロナ禍が真っ只中なときに、「芸術のある未来を残したい」という思いから、演出家である平田オリザ氏と桜田ゆみ氏に、年森先生が直々に声をかけて始動したプロジェクトです。
“#SaveArts”プロジェクトでは、コロナ禍で危機的状況に陥っている芸術家の方々を支援することを目的に、多くの医療・芸術それぞれの第一線で活躍する専門家たちが運営メンバーとして名を連ねています。
この“#SaveArts”プロジェクトが発足した背景には、日本と欧米諸国における「芸術に対する考え方の違い」が大きく影響しています。
というのも、アメリカをはじめとした欧米諸国では、「生きるために芸術は必要である」と考え、今回のコロナ禍において大々的な芸術家支援が打ち出されているんです。
しかし日本では、文化・芸術・スポーツを「大変重要である」「一度失うと復活は難しい」 と認めているものの、「損失を補填する形で税金で補償するのはなかなか難しい」と公表しているのが現状(2020/03/28)。
確かに、COVID-19(新型コロナウィルス)拡大防止対策での重要な課題は「感染ルートの遮断」であり、それを実行するには人と人との直接的な物理接触を一時的に遮断するのが重要です。
けれども、人と人とのつながりが遮断されてしまうことで、芸術文化、特に舞台芸術や演奏芸術が軒並み公演自粛となり、多くの芸術家が活動を続けられなくなっている現状があります。
人間誰しも、舞台や音楽、映画に本、さらにはマンガなど、人生の多くの場面で、たくさんの芸術作品に支えられてきたと思います。
世界大戦や大災害時といった苦境の中でも、文化・芸術は私たちの心を豊かにし、共有する喜びや生きる力を与えてくれました。
そんな芸術を助けるために、苦しいとき、うれしいとき、いつも支えてくれた芸術家の方々に、心ばかりの恩返しをするのが、“#SaveArts”プロジェクトの目標です。
かくれんぼ協会としても、“#SaveArts”プロジェクトへ少しばかりの支援をさせていただきました。
もしこれを読んで、少しでも“#SaveArts”プロジェクトが気になった方は、ぜひ下のリンクからご支援・ご協力をよろしくお願いします!
コロナ禍から芸術を守りたい“#SaveArts”プロジェクト
https://readyfor.jp/projects/SaveArts
みんなのクリニック大井町
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